旅券不携帯で誤認逮捕…所持必要ない16歳未満
埼玉県警は6日、東京都板橋区の東南アジア系外国人の少年を、入管難民法違反(旅券不携帯)容疑で誤認逮捕したと発表した。
逮捕後に少年が16歳未満で、旅券などを携帯する必要がないことが分かり、少年と親族に謝罪した。発表によると、5日午後3時過ぎ、同県川口市の家電量販店から「4日に偽造クレジットカードを使った男が来ている」と110番があった。武南署員が、近くで通報の特徴に似た男を見つけ、職務質問しようとしたところ逃げたという。一緒にいた少年を署に任意同行。少年は片言の日本語しか話せず、身分証を持っていなかった。同署地域課の男性巡査部長(57)らが「20歳くらいの外国人」と判断して同4時20分頃、現行犯逮捕した。少年の父親が旅券を持参し年齢が判明、少年は同10時20分頃に釈放された。県警外事課の小川実次席は「誠に遺憾で深くおわびする。再発防止に向け、指導を徹底する」としている。
と、こんな内容の記事であります。
職権上のミス!現行犯逮捕の在り方が問われる問題で、何故、通常逮捕の形式を選ばなかったのか?
20歳くらいの外国人として逮捕!しかし年齢が16歳であった。
見た目だけで逮捕しちゃった事が誤認逮捕?
どうあれ、これが任意同行だけで年齢が判明すれば問題なかったのだろう。
色々と法律も難しいだけに、判断を誤る場合もあるだろうが、何よりも、遺憾だ!指導を!などと簡単に約束し言葉にしているでしょ。
これが、まず不自然!
これは、捜査上のミズであり職務中の行為です。
その指導は警察官、個人だけの責任ではありません。曰く、コメントに応じた方々の監督、指導不足が一つの原因でもあるのでしょうから、誤認逮捕した警察官の行動に謝罪する他、自らの責任に言及し反省の意を含めた謝罪をすべきであるが、この文面で、そうは受け取られない。
下に言うだけ言って、後は知りません!!そんな上司の姿が記事に表れている気がします。皆さんは、不祥事を起した本人だけ非難する見方をするかと思うのだが、こういった縦社会の組織である背景に、無責任さを棚に上げ、部下に押し付ける環境へ目を向けるべきだろう。
この誤認逮捕もそうですが、警察官個人だけの問題なのでしょうか?
そんな泥水を飲まされている警官達の事情を見届けると、叩くべきは、本来、その上にあるかと思われます。上の責任まで部下が負わされるのだから、どちらが上司なのかすら分からぬ組織構成です。
問題となった警察官は、心痛めている事かと思われるが、間違いは誰にでもある。
ただ、無実の少年を傷付けた事は事実だ。しかし、組織全体の責任まで背負いこむ必要はなかろう。少なからず、これら上司に於いては、このブログで世間に伝えて行きますよ。